手取り15万円のサラリーマンがHSBC香港の口座を開設するメリットはあるのか?

HSBC香港は、日本から最も近いオフショア地域にある世界屈指のメガバンク。

GDPの2倍以上の財政赤字を抱え、『預金封鎖』のリスクが絶対に無いとは言えない日本から、資産を疎開させる先にはベストな銀行と言われています。

しかし、

  • 実は利子が高いわけじゃない
  • 最低預金額と口座維持費がある
  • 日本からの直接入金ができない
  • しばらく使わないと口座凍結にあう
  • 口座を開設するだけで費用がかかる

などなど、考えなしに口座開設したところで思ったほどのメリットを享受できないことを紹介してきました。

特に、疎開させるほどの資産も無く、本格的な海外投資をする予定が無いのであれば、開設するだけ無駄かもしれません。

それでは、他にメリットは無いのか?

ここでは、サラリーマンである私がHSBC香港の口座を開設した理由を記していきます。

外貨もペイオフ対象になる

一番大きいメリットはこれ。

日本の銀行は破綻しても1,000万円までペイオフ対象ですが、実は外貨預金は対象になってません。

つまり、国内で通貨を分散して資産を保有しようとしても、外貨分は銀行破たんのリスクから逃れることができません。

一方でHSBC香港は香港ドル以外の外貨も含めて約800万円までペイオフ対象としています。

日本のメガバンクが破綻する可能性は低いかもしれませんが、破たんのリスクを避けて外貨を保有しようとするならHSBC香港は非情に魅力的です。

全世界のATMで現地通貨が引き出せる

HSBCの口座開設をすれば、全世界のunionpayマークのついたATMから現地通貨を引き出すことができるようになります。

unionpayは中国銀聯(ちゅうごくぎんれん)が運営する銀行オンラインシステム。

中国以外にも、日本、アメリカ合衆国、大韓民国、タイ、シンガポール、ドイツ、フランス、オーストラリアなど約20カ国に加盟店を広げており、VISAやMasterCardのような国際ブランドに近い存在となりつつある。

これは、海外旅行が大好きな私にとっては嬉しい点。

まぁ、visaやmastarcardなどのクレジットカードでキャッシングしても良いし、日本国内の新生銀行などの国際キャッシュカードとして使える銀行を利用する手もありますが、両替レートと手数料の面でHSBCに軍配があがります。

無論、国内の空港で凶悪なレートで両替する必要もなくなります。

海外投資の運用益の受け皿として

以前、FXで70万円の損失を出した私にとって、『投資』というワードはトラウマというかタブーに近い言葉でした(汗)

なので、『本格的な投資をしないなら口座開設しても意味が無い』と言われるHSBCに最初は消極的だったのも事実。

口座開設することで可能になる米株式や中国株式には手を出さないだろうと…

けれど、せっかく口座開設するなら、投資にチャレンジしてみたい…というのもホンネ。

そこで目を付けたのが海外の長期積立投資

日本の投資商品とは比べものにならない運用益が期待できうえに、月々100USD程度の少額で10年~25年積み立てられる商品もあるので手軽。

この程度であればアフィリエイトで得た収益の余剰資金で始めることもできるし、運用はファンドが行うので、比較的ハードルが低く、リスクをコントロールしやすい投資とも言えます。

そして、その運用益の受け皿としてHSBCを指定すれば、それだけで『場所の分散』を図ることができ、さらに配当がUSDベースなら『通貨の分散』もできるので。

『今』、資産を構築していなくても、『これから』資産を構築しようとする人にとってもHSBCの口座開設は魅力的ではないかと思います。

今のうちに作っておくべき?

これは理由というより、最近は日本人のHSBC香港口座開設が難くなってきているという点。

『HSBCの口座開設はサポート業者と銀行窓口のスタッフ次第。』

そう聞は聞いていたけれど、本当にそうでした。

口座開設の際は銀行スタッフに『なぜ口座開設したいのか』に関する質疑応答をスムースに、そして的確に答えられる英語力(もしくは中国語)が必要と言われているなかで、私は一切の会話なく口座開設することに成功

HSBC行員とサポートスタッフはすっかり顔なじみだったため、機械的な処理だけで口座開設が認めらたからです。

ようするに、ズブズブの関係ということ。

後々サポートスタッフに話を聞けば、もちろん他の行員だったらこうはスムースにはいかないし、通訳としての同席も断られるだろうとのこと。

さらにHSBCの口座開設に関するレギュレーションも頻繁に変更になるのでサポート業者に依頼しても成功率は100%ではなくなってきているとか。

口座開設のハードルが少しずつ高くなってきていることは間違いない。

なにも明日から日本人の口座開設が全面禁止になるような切迫した状況ではないにしろ、『作れる時に作っておく』と言う選択は無駄ではないと考えます。

もちろん、『なぜ銀行口座を作るのか』という明確な目的がなければ宝の持ち腐れですけども。

単にオプショナルツアーとして

『せっかく香港に行ったんだから、口座作っておこうよ』

みたいなノリです。

口座を開設しよう!と思っていくと、結構高いサポート料を取られて『費用を回収できないよ~』みたいなネガティブな考えになってしまいますが、発想を転換して『HSBC口座開設オプショナルツアー』と考えてみてはどうでしょう。

ホエールウォッチングのようなものです。成功するかもしれないし、しないかもしれない。

まぁ、HSBCにとってはそんな日本人が一番迷惑なんですけども…